前回は「『現在と過去(縦軸)』の経営成績の比較」について書きました^^
今回は、「『同業会社(横軸)』の経営成績の比較」について書きたいと思います♪
2.以下の図はある2社の前々期(-2)~今期(0)の損益計算書を表わしたものです。
この2社は同業種で資産規模も同じ、さて、皆さんはどちらの企業に投資してみたいですか?
また、その理由は?
参考までに、以下に僕の考えを紹介しておきます ^^
僕はA社に投資して"みたい"です。あくまで"みたい"です(笑)
・理由
下図は2社の損益計算書構成科目を各段階の損益に分解し、比較したものです。


会社の業績を見る際、注目すべきは経常損益でしたね^^

その中でも「商品・サービス」を売ることから得られる「営業損益」は最重視すべき科目でしたね^^
上図を見てイメージできるように特別損益はただのブレに過ぎません。
よって、僕は経常損益(プラス営業損益)が安定的に上昇してきているA社に投資して"みたく"なります(「経常損益が安定している」ということは、それだけ「本業の業績が安定している」ということなので)。
しかし、ここで注意しておかなければならないことがあります!
それは、あくまで損益計算書からは「今までの経営成績しか読み取ることができない」ということです。
その会社がこれまで良い経営成績を残せたからといって、この先も良い経営成績が残せるとは限らないのです。
参考までにひとつの例をあげておきます♪
参考:「需要と供給」
仮に、この先、ある「商品・サービス」市場全体の需要が減ったり、その市場で競合企業が増えることになれば、その市場に属する1社あたりの「商品・サービス」に対する需要は減ってしまいます(各社の需要曲線が左側へ移動)。


その結果、同業1社あたりの利益(生産者余剰)は縮小してしまいます。
このように、いくら今まで良い経営成績を残してきた企業でも、その会社の「商品・サービス」に対する今後の需要供給の変化によって、将来の経営成績は大きく変化していきます。
よって、損益計算書はあくまで「今までどのような経営をしてきたのか」を確かめるものであると考えておいてください^^;
同市場に競合企業がいる場合、「この会社は競争に勝ち残っていけるか」などの判断材料として用いるのが良いかと思います^^
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