最後は供給曲線自体が移動(シフト)することの意味を理解していただこうかと思います。

二つの変数x、yがあって、xの値が決まるとそれに対応してyの値が一つ決まるとき、yはxの関数であるという。記号y=f(x)で表す。
つまり、上式「X=S(P)」はPの値が決まるとXの値が決まることを表わしています。しかし、実際の市場において供給量の決定要因は「価格のみ」なのでしょうか?もちろんそんなことはありませんね^^;
たとえば、「天候、生産技術革新、設備投資、新規参入・・・etc」農作物の収穫前に台風による被害が発生すれば、収穫量(供給量)は減少します。生産技術革新や設備投資が行われれば、生産力は向上します。その結果、同価格帯における供給量は大きく変わります。同商品市場において新規参入企業が増えれば、当然全体的な供給量は増えます。
と、なれば上式「X=S(P)」はあまりにも雑と言わざるを得ません。実際の供給量決定要因を含め、その関係を式で表わすと、
X=D(価格、天候、生産技術力,設備投資、新規参入・・・etc)しかし、このような複雑な供給関数を描くことは到底出来ません。そこで、分析の対象を主要な関心である「供給と価格の関係」に絞り、価格以外の供給関数を一定の値とし、
X=S(P)+その他の供給関数値(一定)
これはどの価格帯においても、「価格以外の要因で一定の供給が存在する」ことを示しています。
仮に、価格以外の供給量決定要因である設備投資を行った場合、以下のような変化が起こります。
つまり、「供給曲線がシフト」するということは「価格以外の供給関数値が変化」したということを表わしているのです。
~~~~~~~~~~~~~~以上で、一歩踏み込んだ「供給曲線の理解」は終了です。これでようやく「需要曲線」と「供給曲線」の基本を押さえることができました。次はいよいよ「需要供給と価格」の関係について説明していきたいと思います。
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供給曲線のシフトについて株初心者の皆さんに理解していただけるよう説明