さて、今回は「需要と供給」最後の締めくくり価格決定メカニズムについて説明していきたいと思います。商品・サービスの価格はどうやって決まるのか?そんな疑問を今回は解決したいと思います。


ご覧のようにこの場合、供給Sは需要DをD-S分満たしきれていません。このような状態を「超過需要」と言います。
仮にこのまま価格Pで商品を販売したとすると、「販売直後、即完売。なおもそれを求める人が後を絶たない」といった感じです。
下図はパターン1)の消費者・供給者、それぞれの余剰を表わしたものです。
価格P'における需要と供給はそれぞれ上図のようになります。ご覧のようにこの場合、供給Sは需要Dを満たしてもなお、S-D分余ってしまいます。このような状態を「超過供給」と言います。
仮にこのまま価格P'で商品を販売したとすると、「価格P'までならこの商品を欲しいと思う人がすべて商品を購入してもなお、売れ残りがたくさんある」と言った感じです。
下図はパターン2)の消費者・供給者、それぞれの余剰を表わしたものです。
価格P''における需要と供給はそれぞれ上図のようになります。ご覧のようにこの場合、供給Sは需要Dを満たしており、かつ余分もありません。
仮にこのまま価格P''で商品を販売したとすると、「価格P''までならこの商品を欲しいと思う人がすべて商品を購入した場合、生産した商品全てが売れる」ことになります。このように「需要」と「供給」が一致する状態になる価格を「均衡価格」と言います。
下図はパターン3)の消費者・供給者、それぞれの余剰を表わしたものです。
さて、ここで皆さんに質問です。パターン1)~パターン3)の価格で、ある商品に一番適した価格はどれでしょうか?また、その理由は?
「総余剰が最大である」ということは、実は「消費者余剰最大かつ生産者余剰最大である」ということなんです。
つまり、生産者・消費者がそれぞれ余剰を最大にしようとすれば、総余剰(市場全体の余剰)も最大に向かうことになるのです。これってスゴイことじゃありませんか?^^
「個がそれぞれ益を最大にしようと努力することで、全体としても最大の益が得られる」
最終的な価格(均衡価格)は各者の余剰最大化行動の結果として形成されたものである
以上でファンダメンタル分析入門講座>「需要と供給」を終えたいと思います。
「需要曲線」「供給曲線」「価格決定メカニズム」の仕組みをきちんと理解すれば、驚くほどいろいろな場面で応用が利きます。もちろん、株式投資における企業分析の際にも抜群に役立つはずです。
知識は応用してこそ価値があります。ぜひ皆さんもここで学んだことを応用してください ^ ^
価格決定メカニズムについて株初心者の皆さんに理解していただけるよう説明