ROAとは総資産(負債+株主資本)を運用してどれだけ効率的に利益をあげているかを表わす指標、また、企業の実力を表わす指標とも言えます。
具体的な例を用いてわかりやすく説明したいと思います。
例)と、ROAが高水準である程度一定に保たれていれば、爆発的に総資産・利益ともに拡大します。
一方、
総資産=100億円、毎年ROA=5%の企業 利益は全て利益剰余金として内部留保(自社に投資)すると、ROAが低水準である程度一定ならば、総資産・利益ともにそれほど増えません。
高ROAをキープできる企業の場合、今の利益が少なくても借入などをして総資産を増やす(①)ことで、将来的に同水準の総資産を持つ低ROA企業よりも大きな利益を得る(②)ことができる。
上記2企業は損益計算書(収益率・利益)だけを見れば一見同レベルの企業に見えます。しかし、貸借対照表(資産をどれだけ効率的に使えているか)を見れば明らかに企業Aの方が優秀な企業と言えます。
注)ROAは業種によって基準値が大きく変わります。比較は同業種の企業で行いましょう。このようにROAは企業分析をする際に、とくに長期的視野で企業を見るうえでは欠かせない指標のひとつです。しかし、ただ単に高ROAの企業が株主にとって良いとは限らないんです。さて、それはなぜでしょうか?鍵は株主価値の最大化です(この問いの答えは続きを読んでいけば自然とわかるようになっています)。
ROAについて株初心者の皆さんに理解していただけるよう説明