ROAについて株初心者の皆さんに理解していただけるよう説明

学校では教えてくれない株のことを、年平均+30%で運用しつづける管理人がイチからわかりやすく教えています。

ROAとは

ROEとROA


ROAとは総資産(負債+株主資本)を運用してどれだけ効率的に利益をあげているかを表わす指標、また、企業の実力を表わす指標とも言えます。



ROA=当期利益÷総資産=当期利益÷(負債+株主資本)
ROAとは

具体的な例を用いてわかりやすく説明したいと思います。

例)
総資産=100億円、毎年ROA=20%の企業 利益は全て利益剰余金として内部留保(自社に投資)する

1年目:総資産=100億円、利益=20億円(100億円×ROA20%)
         →20億円を内部留保
2年目:総資産=100億円+20億円=120億円、利益=24億円
         →24億円を内部留保
3年目:総資産=120億円+24億円=144億円、利益=28.8億円
         →28.8億円を内部留保
3年目終了時総資産=144億円+28.8億円=172.8億円

と、ROAが高水準である程度一定に保たれていれば、爆発的に総資産・利益ともに拡大します

一方、

総資産=100億円、毎年ROA5%の企業 利益は全て利益剰余金として内部留保(自社に投資)する

1年目:総資産=100億円、利益=5億円(100億円×ROA5%)
         →5億円を内部留保
2年目:総資産=100億円+5億円=105億円、利益=5.25億円
         →5.25億円を内部留保
3年目:総資産=105億円+5.25億円=110.25億円、利益=5.5125億円
         →5.5125億円を内部留保
3年目終了時総資産=110.25億円+5.5125億円=115.7625億円

と、ROAが低水準である程度一定ならば、総資産・利益ともにそれほど増えません

1)高ROAをキープできる企業の魅力

ROAとは

高ROAをキープできる企業の場合、今の利益が少なくても借入などをして総資産を増やす(①)ことで、将来的に同水準の総資産を持つ低ROA企業よりも大きな利益を得る(②)ことができる

2)収益性と効率性

ROAとは

上記2企業は損益計算書(収益率・利益)だけを見れば一見同レベルの企業に見えます。しかし、貸借対照表(資産をどれだけ効率的に使えているか)を見れば明らかに企業Aの方が優秀な企業と言えます。

注)ROAは業種によって基準値が大きく変わります。比較は同業種の企業で行いましょう。

このようにROAは企業分析をする際に、とくに長期的視野で企業を見るうえでは欠かせない指標のひとつです。しかし、ただ単に高ROAの企業が株主にとって良いとは限らないんです。さて、それはなぜでしょうか?鍵は株主価値の最大化です(この問いの答えは続きを読んでいけば自然とわかるようになっています)。

投稿日:2005年11月05日 20:39
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