
もう少しわかりやすくするために、株価100円・1株あたり利益5円・PER20倍の株をとり上げて説明していきたいと思います。
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上図の株価100円・PER20倍の株を購入し、そのまま保有し続けたとします。この企業は1年間で1株あたり5円の利益を生み出します。この企業が必ず利益を全額配当すると仮定すると、毎年お礼として5円を株主に支払うことになります。
これを20年間続けると・・・
合計100円をお礼としてもらえます。
つまり、
保有株の将来の株価・1株あたり当期利益が一定(PERが一定)の場合、
PERとは
「投資したお金分(株の購入価格)を
お礼としてもらえるのに最低何年かかるか」
を表わしているのです(事業維持費ゼロ・有利子負債ゼロ・利益全額配当の場合)。
株価100円・PER40倍なら、お礼として合計100円もらうのに40年間を要するということです。簡単ですよね?( ̄∀ ̄)d
----------------------------------「企業側が利益を全て配当にまわさず内部留保(再投資)する」ということは、企業側は「配当によって株主還元するよりも、その利益を新事業等に対する投資や自社株買いにまわし、自社の1株あたり利益を増やすことで株主還元する方が『将来的に株主により利益をあたえられる』と判断している」ということです。よって、理論上「事業維持費ゼロ・有利子負債がゼロの場合、利益の全額配当は最低限の株主利益」となります。
----------------------------------ここからは、もう少し深くPERについて考えてみようと思います。初心者の皆さんには少し難しい話かもしれないので飛ばしてもらっても結構です。
皆さん、ひとつの疑問が浮かびあがりませんか?なんでPERが低い企業と高い企業があるんだろ?σ( ̄、 ̄=) そうですよね。なんでPERが高い企業にも投資する人がいるんでしょうね。その人たちは損をするのでしょうか?
「PERが高いとそれだけ投資したお金分もらえるのに長い期間必要とするから、損する」答えは「そうかもしれないですし、そうじゃないかもしれない」です。(+_+)\バシッ! すいません、答えになっていませんね。それはなぜなのか?実は「PERは変動する」というのがポイントなんです。では、その説明をしていきましょう。
ここでは簡易化のために株価を100円・発行済株式数を100株で固定、利益を全額配当にまわすと仮定します。
例)もしこの企業が毎年一定(500円)の利益をあげるとしたら、上記で説明したようにPERとは「投資したお金分をお礼としてもらえるのに何年かかるか」を表わしていると、言い切れます。しかし、実際問題毎年同じ水準の利益をあげることは、まぁないです。よって各年の利益にも差が出てきます。
そこで翌年の利益が2倍になった場合と、2分の1になった場合をとりあげてみましょう。
つまり、この利益水準を維持していったとするとたった10年で投資資金を回収できます。これはどういうことかというと「現在のPERが高い企業でも将来利益が上昇するならば割安である可能性がある」ということです。
つまり、この利益水準を維持していったとすると投資資金を回収するのに40年もかかっ てしまいます。これはどういうことかというと「たとえ現在のPERが低い企業でも将来利益が減少するならば割高である可能性がある」ということです。
注)ここでいう割高・割安とは投資資金を回収する期間が長いか短いかのことです。つまり、現在のPERが高い水準であっても将来利益が上昇するならば損をしないかもしれないんです。これが上記の「『そうかもしれないですし、そうじゃないかもしれない』です。」の理由です。
要するに、PERを参考にして株を購入する場合「将来のPERの推移」も考える必要があるということです。逆をいえば「現在のPERは将来の成長性も織り込まれている」ということです(* ̄▽ ̄*)ゞわっかりやしたっ!
なので現在PERが高い企業はそれだけ将来の成長を期待されているということなんです。頑張るしかないですね!
PERについて株初心者の皆さんに理解していただけるよう説明