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ファンダメンタル分析とテクニカル分析 まとめ&総評

6.株式取引に対するアプローチ(1~5のまとめ)

長期的に時価総額上昇、ファンダメンタル分析・テクニカル分析、アプローチ 長期的に時価総額変化なし、ファンダメンタル分析・テクニカル分析、アプローチ 長期的に時価総額下降、ファンダメンタル分析・テクニカル分析、アプローチ

参考)※ゼロサム→時価総額━ の株式市場での株式取引ゲーム

ファンダメンタル分析
知識獲得(労力大)→の視野レベルで分析(労力大)→①に投資(根拠正確)→放置
テクニカル分析
知識獲得(労力小)→の視野レベルで分析(労力小)→①②③に投資(根拠不正確)→売却→〇の視野レベルで分析(労力小)→①②③に投資(根拠不正確)→繰返し(労力大)

7.総評 (補足コンテンツ→経済学>需要と供給(GDP))

まずはじめに、少し述べておきたいことがあります。それは、「投資行為自体は、何の価値も生み出していない」ということです。

これは、ファンダメンタル分析であろうがテクニカル分析であろうが、すべて同じです。価値を生み出しているのは企業であって、私たちは単に「お金を貸しているお礼として、そこから生み出された価値をもらっている」、または「私たち自身で株式を介してお金を交換している」に過ぎません。もちろん、「お金を貸す人がいなければ(大きな)事業ができない」という点では、持ちつ持たれつですが、価値を生み出しているのは、あくまで企業なのです。

要するに、株式投資で利益を得ても、それは、お金が企業から投資家へ、または、投資家から投資家へ移動しただけで、経済的には何の意味もないのです。つまり、「株式投資で利益を得るためだけに使う労力は経済的にムダ」なのです。

ファンダメンタル分析

プラス面は「リスクを抑えられる」、「投資後はほとんど労力を要しない」、「実生活で利用できる(家計、ビジネス、政治、・・・etc)」ことですかね。

マイナス面は、やはり「獲得した知識を株式投資に利用できるまでに相当な労力を要する」ことですね ^^; しかも「適当なものでは通用しない」ときてます。 私はこの労力をできるだけ減らし、"楽しみながら"皆さんにファンダメンタル投資をモノにしてもらえるような環境を整える所存であります。

テクニカル分析

プラス面は「獲得した知識を株式投資に利用できるまでに、あまり労力を要しない」ことですね。感覚的なものが多く、それほど覚えるのに苦労することはないでしょう。あとは、感性、経験、精神力がポイントになるのではないでしょうか。

マイナス面は「ギャンブル性が高い(ゼロサムゲームになりやすい)」、「分析作業を続けていかなければならない」、「実生活で利用できない」ことですかね。


以上の事柄を踏まえた上で「株の学校」としましては、やはりファンダメンタル分析を推します。なぜなら、ファンダメンタル分析はそれ自体が投資で利益を得るためだけのものではなく、実生活でも幅広く利用できるものですし、いったん投資で利益を得るためだけの行為(購入銘柄選び、株式購入手続き)を済ませれば、それ以降は基本的に何をしていても構わないのですから

もちろん、得た知識を利用して新たな価値を創造すること、させることも可能です。そして、これは「株の学校」の基本理念でもあります。

一方、テクニカル分析は、それ自体が投資で利益を得るためだけのものであり、実生活には利用できないですし、いったん投資で利益を得るためだけの行為(購入銘柄選び、株式購入手続き)を済ませても、投資活動を続けていく限り、すぐに同様の作業をしなくてはいけません

この先何万人もの人が何十年もこの作業を続ければ、いったいどれほどの経済的ムダが発生するのか・・・考えただけで恐ろしいです (゚_゚i)タラー

もちろん「ファンダメンタル分析だけを学ぼう、しよう!」と言っているわけではありません。ただ、あまりにもテクニカル分析重視な日本の株式市場を見ていると「この先、日本経済はどうなってしまうのかなぁ ^^;」と、少し心配しているだけです (+_+)\バシッ

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