前のページで示した投資比率が、なぜ必ずしも皆さんに適しているものではないかと言いますと、
それは残された投資・労働期間がそれぞれ異なるからです。
これまで皆さんには各国の長期的な株価指数の推移を見てもらいましたが、
最近10年(日本の場合は20年)に限ると、必ずしも買った株がそのときの価格以上になってないことに気づくかと思います。
つまり、何かしらのショックが立て続けに起こってしまうと、
今回のように長期間、株価がそのときの水準を下回ってしまうのです。
2000年に入ってからは、ITバブル崩壊とアメリカ住宅バブル崩壊という世界規模のショックが立て続けに起こってしまったので、株式市場も前代未聞の事態におちいってしまいました。
もうこんなことがないことを祈りますが、絶対に来ないという保障はありません。
ゆえに、株式に投資をするなら、最低でも「買ってから10年は引き出さないお金」でするのが良いと思います。
■20代・30代の投資比率 (私はここ。2011年4月現在28歳)
投資期間が十分に残っており、平均的により高いリターンが期待できる株式(新興国)へ積極的に投資するのが良いでしょう。
また、労働期間も十分に残っており、円資産を長期に渡り手に入れられるので、外貨資産へ積極的に投資するのが良いでしょう。

平均期待リターン=6.00%-信託報酬[仮0.6%]
・各資産に対する想定期待リターン
| 平均リターン | |
|---|---|
| 日本株式 | 3.5% |
| 先進国株式 | 5.5% |
| 新興国株式 | 8.5% |
| 日本債券 | 2.0% |
| 外国債券 | 4.0% |
(参考)
日本株式:政府の対応次第なため適当(債券も同様) ⇒日本が抱える経済問題
先進国株式[S&P500]:1990年~2011年の平均リターン6.2%
新興国株式[ハンセン指数]:1990年~2011年の平均リターン10.5%
日本債券[日興債券パフォーマンス]:1990年~2011年の平均リターン3.9%
外国債券[シティグループ世界国債]:1990年~2011年の平均リターン5.4%
(20%×3.5%)+(50%×5.5%)+(30%×8.5%)
=6.0%
■40代の投資比率
投資期間が少なくなって来ており、リスクの高い(価格変動幅の大きい)株式への投資を減らし、リスクの低い(価格変動幅の小さい)債券への投資を増やしていくのが良いでしょう。
日本株:TOPIX(東京証券取引所)
日本債:日興債券PI(日興フィナンシャル・インテリジェンス)
アメリカ株:S&P500(スタンダード・プアーズ)
アメリカ債:米国債インデックス(米連邦準備制度)
また、労働期間も少なくなってきて、将来手に入れられる円資産も減ってきているので、その分円資産への投資を増やすのが良いでしょう。

平均期待リターン=4.90%-信託報酬[仮0.6%]
■50代の投資比率
投資期間が残りわずかになってきたので、リスクの低い債券へ積極的に投資するのが良いでしょう。
また、労働期間は60歳退職の場合ゼロとなり、将来手に入れられる円資産も無くなる(年金を除く)ので、円資産への投資をより増やすのが良いでしょう。

平均期待リターン=3.80%-信託報酬[仮0.6%]
■60歳以降の投資比率
投資期間・労働期間ともに無くなり、これからは資産を減らさないことに注力するのが良いでしょう。価格変動の小さい債券への投資を基本とし、円安・円高どちらにも対応できるよう円資産と外貨資産にバランス良く投資するのが良いでしょう。

平均期待リターン=3.30%-信託報酬[仮0.5%]
以上が、個人的に良いと考える年代別の投資比率となります。
みなさんが投資信託を選ぶときに、参考にしていただければ嬉しく思います♪
では、続いて「買い方」を見ていきましょう☆
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