これに関しては郵政民営化における金融サービス(生保、損保など)の垣根撤廃による基幹システムの再構築、銀行の統廃合による基幹システムの再構築などの開発案件が2008年までは豊富であると予想されています。現状では供給が需要に追いついておらず、「2008年以降もまだまだ需要があるかもしれない」とも言われています。
現在総資産の約半分が現金という超キャッシュリッチなTSSです。どんどん積極的におこなっていってもらいたいところです。ただ、現在の超過需要を補うためだけの人員確保目的のM&Aだけは例外です。これをやってしまうとシステム開発需要が縮小したとき超過供給状態に陥ってしまいますからね^^; 超過供給状態になった企業はGM(ゼネラルモーターズ)を見てもわかるようにそりゃもう悲惨です。M&Aをするなら、より高付加価値のサービスを提供できるような組織作りに必要な企業だけです。
これは現在の割安な株価、そして豊富なキャッシュを持っていることを考えると本当に”なくはない”ですね(笑) TSSとしては「この業界の勝ち組になる」と宣言ていることから、自ら率先してどこかの支配下に入る気はないでしょう。つまり、されるとしたら敵対的M&Aになります。現在TSSの会長・社長・従業員の持ち株すべてを合わせても25%ほどで、資本提携企業の持ち株を併せても30%ほどですから、価格によってはTOBで50%より多く集めることも可能です。TOB価格がどれくらいになるかは知りませんが、まちがいなく今の株価を大きく上回るでしょうね(笑) まぁ業界を見た感じこんなことをしかけてくる企業はいないと思いますけど^^;
現在TSSは「金融に”特化”したシステム開発企業」から「金融を”中心”としたシステム開発企業」、そして「金融を中心とした”SI”企業」へと変身しようとしています。それに伴い従業員も増加、また経営基盤も拡大してきています。こうなってくると彼らをまとめて指揮する優秀な人材や、より複雑なシステムを開発できる人材が今まで以上に必要となってきます。ここは今後のTSSの飛躍を考える上でもっとも重要なことかもしれません。
これは現在の超過需要状態からやがて訪れるであろう超過供給状態へ移ったときにTSSが生き残るために必要なことです。品質に差のないサービスなら価格の安い方へ受注は流れます。将来的にオフショア市場が拡大すると思われるこの分野で、国内企業が低付加価値サービスで戦うことは正直苦しいと思われます。ならば、簡単にはマネのできない高付加価値サービスを提供するしかありません。(現在のところオフショア市場の品質は国内に比べるとだいぶ悪いみたいです)
コメント一覧
かえる 2007年02月25日 08:14
どの業界も人材という点では苦労している感じですね。お金の業界については、日本は遅れている感じがします。頑張って頂かないと!!
NRIがついているのも大きな強みですよね。それにしても来々期までも期待できますね〜。