持ち合い

持ち合い
何かしらのつながりを持った会社同士がお互いに相手の株を保有すること。


この株式持ち合いがおこなわれると、これら企業の経営陣は株主価値(1株あたり利益)の最大化を図ることをおざなりにしがちになります。


株にはそれぞれ均等に所有権が与えられており、それを保有している者(株主)は基本的に会社がすることに対して決定権を持っています。もし会社が株主を軽んじた経営をおこなった場合、株主は多数決によりそれら経営陣を辞めさせることもできます。言わば株主は会社経営を監視しているわけです^^


しかし、株式持ち合いがおこなわれると、両企業ともにその監視役がお友達になってしまうのです。監視役がお友達なので、「ちょっとサボるけど見逃してね、君がサボってても文句いわないから(^^;ゞ」なんてことが平然とおこなわれてしまい、株式市場の持つ本来のお互いがお互いを活かすメカニズムが失われてしまうのです。株初心者の皆さん、株式持ち合いをしている会社には気をつけてくださいね(笑)


2001年9月から売買目的でない持ち合い株式も評価損の対象になる時価会計が導入されたことにより、これら負の影響を与える持ち合いは徐々に解消されていきました^^

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