イールド・スプレッド
(10年)長期国債利回りから(東証一部)株式益回り※を差し引いた数値のこと。
株式益回り
1株あたり税引き利益(EPS)を株価で割ったもの
イールド・スプレッド
=長期国債利回り-株式益回り
=長期国債利回り-EPS/株価
=1.635%-4.25% (2007年2月28日現在)
=-2.615%
利用例)
基本的に株に投資するのは「長期国債を買うよりも儲けが期待できる」ときです。
株で期待できる儲けには2種類あります。
ひとつは、株主に保証されている最低限の儲けである1株あたり利益(全額配当)です(参考:配当-株の価値)。
もうひとつが、株を売買した際に発生する収益(売買差益)です。
売買差益=売却価格-購入価格 (仮定:手数料なし、現物取引のみ)
株価推移を正確に予測することは不可能ですが、大雑把に考えると株価(東証一部)は名目GDPと連動しています(参考:GDP、名目・実質GDP)。
モノをより多く売ればそれだけ儲けが増え、それに伴い株価も上がります。
また、モノが高くなればそれだけそれを売ったときに得られる儲けが増え、それに伴い株価も上がります。
では次に、株に投資してどれくらいの儲けが得られるのか(株式投資収益率)を考えてみましょう。
株で得られる儲け=1株あたり利益+売買差益
この関係を割合(%)で表すために、両辺を株価で割ります。
株で得られる儲け/株価=(1株あたり利益+売買差益)/株価
株式投資収益率=1株あたり利益/株価+売買差益/株価
株式投資収益率=株式益回り+(売却株価-購入株価)/購入株価
「(売却株価-購入株価)/購入株価」を直接求めることはできないので、
「(売却時名目GDP-購入時名目GDP)/購入時名目GDP」=「名目経済(GDP)成長率」を代用して間接的に求めることにします。
株式投資収益率=株式益回り+名目経済(GDP)成長率
と、おおよそこのように表すことができます。
つまり、株に投資するのは
長期国債利回り<株式投資収益率
長期国債利回り<株式益回り+名目経済(GDP)成長率
長期国債利回り-株式益回り<名目経済(GDP)成長率
イールド・スプレッド<名目経済(GDP)成長率
のとき、と言うことができます。
株の基礎用語「イールド・スプレッド」を説明