株の学校管理人ヒロトがおこなったEMシステムズの分析。通期見通し

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EMシステムズⅧ

個別企業-Ⅰ

以下、EMシステムズ、2007年3月期中間決算短信より

経営成績

通期の見通し
調剤薬局向けシステム事業及びその関連事業
顧客ニーズに沿う事業展開としまして、当社独自の5年間無償保障、全国展開、製品の開発及び販売からサポートまで自社で一貫して行うビジネスモデルと併せて、本年6月より本番稼動しました「EMフィールド コミュニケーションセンター(非対面営業センター)」を戦略的に活用し、従来の訪問型の営業モデルと併せて、より一層調剤薬局に密着したカタチで顧客満足度の向上、提案機会の拡大に努めてまいります。
また、5年間無償保障切れのユーザーの買い替え需要により、自社リプレースの件数増加が引き続き見込まれており、非対面営業も絡めた積極的な営業活動を実施することで、確実な自社リプレースをおこなってまいります。今後は、自社リプレースのみならず新規ユーザーの獲得、さらに他社製品からのリプレースも視野に入れた非対面営業の展開を行い、営業活動の効率化を図ってまいります。調剤薬局全体としては、政府の推進する『IT新改革戦略』の中で、電子薬歴に対する認知度が上昇しており、患者に対して付加価値を提供するため『Navity』に対する需要が、引き続き見込まれるものと考えられます。

(コメント)

これまでEMの営業は薬局に直接訪問するスタイルをとっていました。しかし、「今後急拡大する需要に対して現在の販売方法では十分に対応できず、利益を大きく逸してしまう」と思ったんでしょうね。

ここで普通なら、「新卒採用を増やし、彼らを販売員に充てることで販売力を拡大する」というように従来の販売方法をベースにその力を拡大させようと考えそうなものですが、EMは「販売方法自体を変えることで既存の販売力を効率的に拡大しよう」と考えたのです。

この方法なら販売員一人あたりがカバーできる需要が大幅に増えるので、戦力になるまでコストと時間のかかる新卒を大量に採用することなく、それ以上に供給を拡大することができ、大変効率的です。

あとはこのスタイルがマーケットに受け入れてもらえるかですね。すでにEM製品を使っていて単に買い換えるユーザーさん相手なら、将来的にはネットでも十分に対応可能と思われますが、EM製品の有益性や操作方法、ましてやEM製品の存在すら知らない相手さんとなるとそう上手くはいかないでしょうね。操作方法などはやっぱり直接教えてもらわないとなかなか身につかないですし^^; それにネットの世界は基本的にこちらから呼びかけて来てもらうのではく、相手がそれを求めて自主的にやってくるものですから、ネットを介しての営業は新規開拓には向いていない・・・なんてことを考えていたら

平成18年7月から大阪・東京で開講している「Recepty オペレーション教室」(お客様に弊社に来ていただき、スクール形式による操作指導の実施)を本格的に展開し、導入指導のインストラクションにおける、さらなる効率化を図ってまいります。

(コメント)

ふむふむ。なるほど~。既存ユーザーに対しては非対面営業(ネット)、新規ユーザーに対しては対面営業(訪問営業)、ときちんと使い分けるようですね。また、訪問営業をメインに、製品展示会やネットを介して自社製品に関心を持ってくれたお客さんには上記のような場を設けて、まとめて操作方法を説明することでさらなる効率化を図っているようです。

う~ん、こりゃあ今後EMの利益率は大きく向上していきますね(笑)

ネットワーク事業に付きましても、出店競争や業務提携による業界再編が加速している調剤薬局チェーンやドラッグストアに向けた、薬局間情報共有システム「NET-α」の導入が、引き続き見込まれております。また、調剤薬局チェーンだけでなく業界団体から案件の引き合いもあり、市場の囲い込みに向けてさらなるシェアアップを推し進めてまいります。ASPを活用した新たなサービスとして上半期から実証事業を開始している患者情報サービスについては、商品化を視野に入れ新たなコンテンツの開発を検討しており、病診薬連携や本格的なサービスの実現に向けて、引き続き取り組んでまいります。また、「SHIFT Manager」、薬局間医薬品融通システムについても、堅調に推移しております。さらには、当社独自のASPソリューションの技術基盤を活用し、国民に対してさらなる付加価値の提供を可能とする情報提供を目的としたビジネス展開も、芽が出始めております。
医科システム事業につきましては、本年11月に新製品を発表し、すでに配置しております専任スタッフにより、販売強化を図ってまいります。年度当初の見込み以上に医科システム事業の販売を強化する方針により、当下半期75件の販売件数を予定し、売上の増加が見込まれております。今後の全国展開を視野に入れ、近畿地区を足がかりとした営業展開を行い、自社ユーザーのみならず新規ユーザーの獲得拡大を目指しております。また、他社との差別化として、「EMフィールド コミュニケーションセンター」の増員を図り、弊社独自の営業活動である非対面営業を活用した案件の発掘によるユーザーの獲得も、検討してまいります。

(コメント)

既存の調剤薬局向けシステム事業だけでも当面将来性に明るいのに、さらに成長有望な医療ネットワーク事業と医科向けシステム事業でも足場を固めつつあるEMシステムズ。この潜在成長性は計り知れないですね^^; 私が購入した当時の時価総額40~50億円時代がめちゃくちゃ懐かしく思えます(2007年3月現在、200億円強)。

調剤薬局事業
調剤薬局市場は平成18年4月実施の医療制度改革の影響により、収益確保は確実に厳しくなっております。しかしながら、少子高齢化や医療費負担の増加などの流れの中で、患者の健康維持・増進に対するニーズは更に高まるものと考えられます。祥漢堂としましては、在庫管理の徹底や間接部門の経費率を見直すとともに、健康相談や在宅訪問・施設訪問による良質なサービスの提供により、地域に密着したかかりつけ薬局として、既存店舗の活性化を進めてまいります。また、業界内の競争激化による将来を見据えた他社との差別化として、薬剤師レベルの向上、漢方、鍼灸、さらには「祥漢堂 健康友の会」を活用し、予防医学・アンチエイジングにも積極的に取り組むことで、専門性を高めてまいります。新規出店の計画につきましては、現在検討中ではありますが、競合出店を避け、門前薬局として地域に密着した薬局開設を引き続き目指す所存でございます。なお、医療制度改革による薬価の見直しに伴い、薬剤仕入価格については引き続き交渉中であります。

(コメント)

調剤薬局事業はもう無理に展開することは控えた方が良さそうですね(笑) 今後は競合企業がますます増え、しかも同業他社との競争に勝つためにどんどん力をつけてきますからね^^; EMの新製品・サービスにより祥漢堂が他社にない新サービスを提供できるようになったとしても、どのみちその製品・サービスを競合他社も手に入れる(EMが売る)ので祥漢堂の優位性は消えてしまいます。また、規模では到底大企業チェーンと勝負できないので、会社側も言ってるように競合しない範囲で出店するのが吉だと思います。

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