財政政策や金融政策が経済に及ぼす影響を考えるための道具としてIS-LM...

学校では教えてくれない株のことを、年平均+30%で運用しつづける管理人がイチからわかりやすく教えています。

IS-LM分析

ミクロ経済学


政府による財政政策(政府支出の拡大)や日銀による金融政策(金融緩和=マネタリーベース増加)が経済に及ぼす影響を考える上で役に立つ分析方法を紹介します。

IS-LM曲線

上図は「IS-LM曲線」と呼ばれるもので、財・サービス市場と金融市場の関係性を金利という共通要素を用いて表したものです。

財・サービス市場(簡易化のため海外市場を除く)

  • Y=Co+cY+I(r)+G
  • →(1-c)Y=Co+I(r)+G
  • →Y=[Co+I(r)+G]/(1-c)
  • Co:独立的消費(最低限必要とする消費)
  • c:限界消費性向(所得のうち消費に充てる割合)
  • I:投資支出
  • G:政府支出
  • I(r):投資支出Iは利子率rの減少関数
    投資支出関数

金融市場

M=L(r,Y)

  • M:貨幣供給
  • L:貨幣需要(現金、預金)
  • r:利子率
  • Y:総生産
  • L(r、Y):貨幣需要Lは利子率rの減少関数、総生産Yの増加関数
    貨幣需要Lと利子率rの関係

LM曲線が右上がりになっているのは次のような理由からです。貨幣供給Mが一定なので貨幣需要Lも一定でなければならい。仮に貨幣需要Lの増加関数である総生産Yが増えた場合、貨幣需要Lを一定に保つためには減少関数である利子率rを引き上げて増加分を打ち消さなければならない。

実質変数によるIS-LM分析

上記で扱ったIS-LM曲線は名目変数によるものでした。つまり「物価が上昇してGDPが増えた場合」と「生産量が増加してGDPが増えた場合」を区別しておらず、あまり実用的な分析手法とは言えません。

そこでIS-LM分析をより有益なものにするため、名目変数で示したIS-LM曲線を実質変数で示したものに変化させます。

Y(名目変数)=物価水準×総生産量=p・y(実質変数)

  • Y=C(Y)+I(r)+G
  • →p・y=p・c(y)+p・i(r)+p・g
  • →両辺×1/p
  • →y=c(y)+i(r)+g
  • M=L(r,Y)
  • →M=L(r,p・y)
  • →両辺×1/p
  • →M/p=L(r,y)
IS-LM分析
投稿日:2007年04月28日 20:00
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