代表的なゲーム理論である「囚人のジレンマ」について解説

学校では教えてくれない株のことを、年平均+30%で運用しつづける管理人がイチからわかりやすく教えています。

寡占市場における囚人のジレンマ

ミクロ経済学


  • ある産業では企業Aと企業Bの2社しかいない(寡占=少数企業で市場を独占)。
  • 各企業は「協力的」「攻撃的」の2パターンの行動しかとれない。
    協力的:お互いが利益を確保できるように協力する(価格を下げない)
    攻撃的:個の利益最大化を図り、価格を引き下げる

各企業が「協力的」「攻撃的」行動をとった場合にそれぞれが得られる利益は以下の表に示したものとなる。

(企業1の利益,企業2の利益)
囚人のジレンマ


  • 左上の(10,10)のケース
  • 「両社が協力的に行動し、価格を一定水準で保ち、お互いの利益水準を高いところに置こう」というものです。このような行動のことをカルテルと言います。
  • 右上の(0,20)のケース、左下の(20,0)のケース
  • 「一方が協調的な行動を示したとき、もう一方の企業がそれを無視して価格を引き下げ、自社の利益を最大にしよう」というものです。(同様の商品を販売しており、一方が他方より安いなら、消費者は高い方を買わずに安い方を買う)
  • 右下の(2,2)のケース
  • 両社が競争的に行動した場合を表したものです。

さて問題です。

この2企業の関係が馴れ合っている場合、敵対している場合、極めて短期的なものである場合、長期的なものである場合(今回のような出来事が継続して起こると考えられる場合)、またはそれぞれを組み合わせた場合、それぞれどのようなケースに落ち着くのでしょうか?また、生産者が最大の利益をえるには、消費者が最大の満足感を得るには、株主が最大の利益を得るにはどのケースが望ましいのでしょうか?

投稿日:2007年04月19日 10:18
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