※簡易化のため「固定費用がかからない」ケースを扱う。
独占企業は利益を最大にするためXまでしか生産しない。消費者余剰と生産者余剰の合計である総余剰を最大にするにはX*までの生産が必要だが、企業は利益(生産者余剰)を最大にするためXまでしか生産しようとしない。
このとき、この財・サービス市場が完全競争的なものなら個々の企業が供給量を変化させたところで市場全体における供給量にはほとんど影響を及ぼさないため、価格はP*から動かない。
しかし、この財・サービス市場が独占である場合、ある企業がその財・サービスの供給量を変化させると市場全体におけるその財・サービスの供給量も変化するため、価格も変化してしまう。このため供給側は生産量を縮小し、消費者余剰を犠牲にしてでも利益の最大化を図ろうとしがちになる。
企業側のこのような行為の行きすぎを防ぐため、各国には独占禁止法が設けられている。
独占市場に見られる経済現象を解説