「市場の失敗と補正」の理論を使って、最近CO2の排出制限が本格的になっ...

学校では教えてくれない株のことを、年平均+30%で運用しつづける管理人がイチからわかりやすく教えています。

市場の失敗と補正

ミクロ経済学


最近になってようやく地球温暖化の原因と考えられている二酸化炭素(CO2)の排出を抑制するための諸政策が先進各国で設けられはじめました。では、なぜ今まではこのようなことをしなかったのでしょうか?


ケース)自動車市場

>これまでの需要供給曲線
市場の失敗と補正

  • (生産側) (消費者側)
  • 限界費用=限界的評価  ← 構成要素

>これからの需要供給曲線
市場の失敗と補正

  •         (生産側)          (消費者側)
  • 限界費用+自然修復の限界費用>限界的評価   ←市場の失敗

これまでその影響が軽微とされ、あまり意識されてこなかった「CO2排出にともなう自然破壊を修復するための費用」ですが、地球温暖化の加速を受け、ようやくその抑制政策が本格的に実施されはじめました。

以前までの生産をしていては社会的限界費用(HJ)が限界的評価(HE)を大幅に上回ってしまい、総余剰が大きくマイナスとなってしまい、社会的に大きな損をしてしまいます。

これは「CO2排出にともなう自然破壊を修復するための費用」を消費者が考えずに行動していることに大きな原因があります(消費者余剰を最大にするため)。

これを補正するためのひとつの政策として、「予めその自動車が使用期間中に排出し得るであろう排出量に応じて税金をかけ、均衡点をEからJへ移動させて最適な資源配分を実現させる」などが挙げられます。

企業はこのまま放っておくと生産量がH’まで減ってしまい、生産者余剰も大きく減ってしまいます。ゆえに、何とか努力してCO2排出量を削減する技術を開発し、予めかけられる税金を減らし、社会的限界費用を抑えようとします。

投稿日:2007年05月01日 16:36
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