期待収益率と時間を考慮した合理的な選択

学校では教えてくれない株のことを、年平均+30%で運用しつづける管理人がイチからわかりやすく教えています。

期待収益率と時間

価値基準


A株、B株、C株ともに現在の価格は1,000円で、すべての不確実性(リスク)は同じです。

どれかひとつの株を今購入しなければなりません。

以下に示してある通りに株価が推移するとしたらどの株を購入するのがもっとも合理的な選択と言えるでしょうか(株価は一定割合で上昇し続けると仮定します)^^


  • A株~1年~→1,200円
  • B株~3年~→1,500円
  • C株~5年~→2,000円

それぞれの株の収益率を見てみると、

  • 収益率
  • A株 +20%
  • B株 +50%
  • C株 +100%

となり、時間を考慮に入れなければC株がもっとも魅力的な株と言えます。


しかし、これで本当に良いのでしょうか?

1年で+30%になる株と2年で+30%になる株のどちらかを購入しなければならないとすれば、皆さんもちろん1年で+30%の株を選びますよね^^

やはり合理的な選択をするには収益率の絶対値だけでなく、時間という要素も含めた総合的な数値で比較しなければなりません。

そこで登場するのが期間平均収益率というものです。


■期間平均収益率
株価が一定割合で上昇し続けると仮定した場合、その絶対収益率を達成するために維持しなければならない一定期間における収益率を表したもの。

期間平均収益率=(目標株価÷現在株価)^(1÷単位期間)-1

将来株価=現在株価×(1+期間平均収益率)^保有期間


これを用いることで、時間も含めた総合的な数値で比較することが出来ます。

では、ABC株それぞれの年平均収益率を算出してみましょう。

kikanheikinshuuekiritu.gif

なんと絶対値での収益率が一番高いC株よりも、絶対値での収益率がもっとも低いA株の方が、ある一定期間におけるパフォーマンスでは大きく上回っているのです。

よって、ABC株の株価が一定割合で上昇し続ける場合、「まずはじめにA株を購入し、その後C株を購入する」というのがもっとも合理的な選択と言えるのではないでしょうか。


株初心者の皆さん、期待収益率(期待リターン)を比較するときは時間も忘れずに考慮しましょう^^

投稿日:2007年06月15日 10:00
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