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企業分析における3つのポイント

企業分析をする前に見ておくポイント」をクリアできたら、いよいよ本格的にその会社を分析していきましょう^^



では、お手元にその会社の過去5~10年分の決算短信を用意してください^^;



まずは、「売上」と「金利税引前利益」が全体的に安定して推移しているかをチェックしてみてください☆

もちろん安定して下げてるのはダメです^^; その場合はここで分析を終了してもらっても良いかと思います^^;


「売上と利益が安定している」ということは、その会社の商品が「世の中に求め続けられてきた」ことを表しています。だからといって、この先も必要とされるとは限りませんが、「今後ますます世の中に必要とされ続けるモノを売っているか」という裏づけのようなものにはなると思います♪




ここで、『貸借対照表』に移動してください。


そして、最新の「金利税引前利益」を10倍したものより、

1年以内返済予定の長期借入金」「長期借入金合計」「少数株主持分」「その他負債合計」「資本合計

の合計(≒投下資本)が小さいかを確認してください♪


もし大きいようであれば、この会社の商品は「なかなか儲けが出にくいモノ」と言えます。おそらく「真似されやすい」のではないでしょうか。

とりあえず、この場合も分析を終了してもらっても良いかと思います^^;




ここで、『キャッシュフロー(計算書)』に移動してください。


営業活動によるキャッシュフロー」と「投資活動によるキャッシュフロー」の有形固定資産の取得による支出を見比べてみてください♪

そして、「営業活動によるキャッシュフロー」が「有形固定資産の取得による支出」よりも大きいかどうかチェックしてみてください☆


もし小さいようであれば、それは「商品を売ることで得られた儲けの中からだけでは投資費用をまかなえない」ということです。

まかなえ切れなかった分は「現金および現金同等物の期末残高」から引き出されていきます。これがなくなると、銀行などからおカネを借りてこなくてはなりません^^;


「現金および現金同等物の期末残高」が少ないにもかかわらず、「営業活動によるキャッシュフロー」が「有形固定資産の取得による支出」よりも小さい場合は、分析を終了してもらっても良いかと思います^^;




1.「売上」と「金利税引前利益」が全体的に安定して推移している
2.最新の金利税引前利益を10倍したものより、投下資本小さい
3.「営業活動によるCF」が「有形固定資産の取得による支出」よりも大きい


以上の3ポイントをクリアするような企業であれば、

PER』『かんたんDCF法』で「今の株価が割安なのか割高なのか」を計ってみる価値は大いにあるかと思います^^

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