2012年1月16日、先日のフランス国債やイタリア国債、スペイン国債に続いて...

学校では教えてくれない株のことを、年平均+30%で運用しつづける管理人がイチからわかりやすく教えています。

S&PがEFSF債をAA+に格下げ。金利上昇は軽微か

株式投資コラム


2012年1月16日、先日のフランス国債やイタリア国債、スペイン国債に続いて、S&PがEFSF債の格下げを発表しました。

EFSFを格下げ、「AAA」から「AA+」に1段階-S&P』 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は16日、ユーロ圏の救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の最上級格付けを引き下げた。S&Pは13日に、EFSFを保証するフランス、オーストリア両国の「AAA」格付けを下げている。 (1/16 bloomberg)

(参考)EFSFとかEFSMとかESMとか(IMFとか)、違いをまとめてみました

 

今回の格下げは、これまでEFSFの信用を支えていたトリプルA国であり、EFSF2番目の出資者であるフランスがトリプルAの格付けを失ったことが大きな原因となっています。

 

■トリプルA6カ国の格付け変動

格下げ前格下げ後EFSF
出資比率
ドイツAAAAAA27.1%
フランスAAAAA+20.4%
オランダAAAAAA5.7%
オーストリアAAAAA+2.8%
フィンランドAAAAAA1.8%
ルクセンブルクAAAAAA0.3%

(参考)欧州金融安定ファシリティ-wikipedia

 

ただし、先日のイタリア国債の格下げのときもそうでしたが、格下げをくらったからといって、それがすぐに調達コスト(金利)を大きく引き上げるとは限りません。世界最大の投資資金の受け皿であるアメリカ国債の格付けも同じ「AA+」ですしね。

(参考)LCHクリアネット、イタリア国債の証拠金比率を引き上げ

 

それよりも、今はギリシャの債務交換協議の行方に注意でしょう。こちらの協議が決裂してギリシャが無秩序なデフォルトをすれば、それこそ本当の危機です(汗”)

ギリシャ、近くデフォルトと確信─S&P』 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の欧州ソブリン格付け部門責任者モーリッツ・クレーマー氏は16日、ギリシャが近くデフォルト(債務不履行)するとの見方を示した。クレーマー氏はブルームバーグテレビに対し「ギリシャは間もなく債務不履行となるだろう。難航している債務交換協議の末に、解決策が見出されるかどうかは分からない」と指摘した。(1/16 ロイター)
投稿日:2012年01月17日 08:57
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