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企業HPとは、言わば、その会社が投資家に対しておこなっている宣伝広告です。ゆえに、企業HPの説明が丁寧で詳しくされている企業は、「投資家を重要視している」と言えます。

では、企業HPを見る際、どこを注意して見れば良いのでしょうか。以下、参考までに、私が思うポイントを紹介しておきます。

1.企業理念を知る(社長の挨拶など)

理念:ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。
理念、波及効果

経営方針、運営方針は理念を基に決定されます。つまり、理念を知れば、その会社の事業領域、そして、今後の事業展開がある程度予想できるのです。「理念がハッキリしており、かつ、詳細に説明されている」ような企業は、やるべきことも明確であり、経営陣・従業員ともに質の高い業務を行っている可能性が高いです。

2.事業内容(商品)を知る

メイン事業と派生事業を理解する。また、理念に沿った事業内容であるか、なんらかの関連性を有しているかをチェックする。

事業の関連性

収益を生み出すのは事業(商品)です。これが世の中に必要とされるモノであれば、それに見合うだけの価値を得うる機会が提供されます。なので、ここは手を抜かずに調べましょう。

3.役員を知る(とくに社長)

通常の会社経営・運営方針は取締役会で決定されます。よって、その決定をおこなう人たち次第で、大げさに言うと、会社自体が変わってしまうのです。ゆえに、できるだけ詳しく調べるように努めましょう。

意思決定、実行プロセス

「企業理念に沿った考えを持っているか、行動をしているか、また、行動力があるか。」「ちゃんと株主のことを考えているか、また、行動で示しているか。」など。

4.採用情報

実際に会社を運営しているのは従業員です。その、会社の宝とも言える「従業員を得るためにどれだけ力を入れているのか」をチェックしましょう。

人材は宝

「企業理念をしっかり伝えているか」「興味を惹くための工夫がなされているか」など。

5.沿革・歴史・IR

会社がこれまで歩んできた道のりを確認することで、今、この会社がいるステージ(創成期・成長期・成熟期・衰退期)を把握、また、理念に沿った展開をしているかをチェックする。

ステージ

注)財務諸表の読み方は、のちほど説明いたします。

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