債務超過
債務超過
累積赤字が資本を上回ってしまい、負債総額が資産総額を上回ってしいる状態のこと。
「負債総額が資産総額を上回っている」ということは「会社を解散し、資産をすべて売却しても負債を返しきれない」ということです。
つまり、会社を解散しても手元にお金が残らないので、会社が発行した株式が持つ資産価値はゼロとなります。
参考:PBRとは
>債務超過になるまで
資本は大雑把に言えば上表のように「資本金」「資本準備金」「連結剰余金」から構成されています。
会社が利益をあげれば「連結剰余金」にその分を上積みし、損失を出せば「連結剰余金」からその分を取り崩します。
取り崩す連結剰余金がなくなった場合は、損失分をマイナス計上し、実質的にその他の資本を取り崩していくことになります。
そしてついに連結剰余金のマイナス分がその他の資本を上回ってしまい、
このように負債総額が資産総額を上回ってしまった。。。
この状態のことを債務超過と言います。
債務超過を解消するためには、利益をあげ連結剰余金のマイナス分を減らす、増資をおこない「資本金」「資本準備金」を増やす、債権者に負債を放棄してもらう、などが考えられます。