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株式会社の仕組み

前回は「株式会社の成り立ち」を紹介しました。

今回はその仕組みについて説明していきたいと思います^^


ある会社は「お金を貸してくれる人(株主)」を募集し、その結果10億円の支援金(資本)を集めることに成功しました。

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資本返す必要のないお金(この理由は「株式市場とは」で説明します)

資本=資本金+資本準備金+連結剰余金


資本金
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資本金=発行済株式数×発行価額=発行した証明書の数×1口貸し金額の大部分


資本準備金

これも株主から払い込まれたものです。
とりあえず詳しく知る必要もあまりないので飛ばしておきましょう(笑)


連結剰余金
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連結剰余金=利益剰余金+その他剰余金


利益剰余金(儲けのあまり)=損益配当(とりあえず今は飛ばしてください^^)

その他剰余金=とりあえず無視しておきましょう(気にする必要もないです)

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ある会社「よし、この支援者から集めたお金(資本金)を使ってビジネス(世の中に幸せを提供する)をはじめるぞ!」


とりあえずここまでの状態を貸借対照表(B/S)で確認しておきましょう^^

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借り方お金を生み出すモノ(資産)を書きます

貸し方お金を生み出すモノを獲得するために用意されたモノ(資本、負債)を書きます

とりあえずこれだけ覚えてください。
教科書なんかで書かれているよくわからないことは無視しても大丈夫です(笑)
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ある会社の現在の貸借対照表は、以下の状態です。

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「(´・_・)ん? なんで現金が資産なの?(お金を生み出すモノなの?)」


そうですねぇ、たとえば銀行のお仕事を考えてみてください。銀行のお仕事とは、「お金(現金)を貸して、貸した期間に応じてお礼としておカネをもらう」ことです。このお礼としてもらったおカネ分は現金を有効に使って生み出したお金ですよね?よって、現金も資産(お金を生み出すモノ)になるんです (#^-')b グゥ!


ある会社「まずは商品(お金を生み出すモノ)を作るために工場を7億円で建てよう」

工場完成後の貸借対照表は以下のようになります。

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ある会社「よし!んじゃさっそく商品を作るために必要な材料を・・・」


ある会社「( ̄~ ̄;) ウーン 現金は残り3億円かぁ。少し少なくなってきたなぁ」

ある会社「よし!銀行から5億円ほど借りて現金の補充をしておこう (o゜◇゜)ノ」


銀行で5億円を借入た後の貸借対照表は以下のようになります。

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負債保有している期間に応じてお金を出て行かせるモノ、返さなければならないモノ

負債はお金を生み出すモノ(資産)を獲得するために用意されたモノなので貸し方に書きます。
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こうして株式会社は十分な現金を確保しつつ、ビジネスを拡大していける状態を整えていくのです。そして、そのビジネスの中から生まれた儲け(利益)の一部を自社に再投資し、残りをお礼として株主に配当するのです。


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以上で簡単ですが「株式会社の仕組み兼、会計の基礎」を終わりたいと思います。なんとな~く、株式会社の仕組みをわかっていただけたでしょうか (^^;ゞ

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