簡易DCF法による理論株価算出

学校では教えてくれない株のことを、年平均+30%で運用しつづける管理人がイチからわかりやすく教えています。

DCF法による理論株価算出

個別株投資


さて、

「貸借対照表の読み方」を学ぶ
「損益計算書の読み方」を学ぶ
「キャッシュフロー計算書の読み方」を学ぶ

でDCF法を作るために必要な素材の性質と関係性を学んでいただいた皆さん、大変お待たせしました♪


さっそく株の価値を計るモノサシ『かんたんDCF法』を作っていきましょう^^

※『かんたんDCF法』とは、株初心者の皆さんでも「簡単」に、そして「安全」に扱っていただけるよう、正規のDCF法を私が手直したものです。



■かんたんDCF法の設計書

DCF法によって求められる理論株価
=(企業価値-固定負債-流動負債にある借入金-少数株主持分)
  ÷発行済株式数

企業価値事業価値非事業資産価値


事業価値
=今後この会社の仕事が生むだろうFCFを今の価値になおしたものの合計
FCF基準/ 期待利回り (今後FCFが一定で生み出される場合)

FCF(会社が自由に使えるおカネ)
=営業利益×0.6
  +減価償却費-運転資本の増減-有形固定資産の取得による支出

運転資本(仕事を回していくのに必要な現金)
=現金・短期有価証券をのぞく流動資産-借入金をのぞく流動負債

運転資本の増減
=今年の運転資本-前年の運転資本


非事業資産価値
事業を行う(FCFを生み出す)上で必要のない余裕資産の評価額
=現金・短期有価証券-運転資本


これをわかりやすくイラストで表してみます♪


DCF法,事業価値

同じおカネでも、あとになればなるほどその価値は低くなっていきます
参考:現在価値とは(詳しく知りたい方は読んでみてください^^)



■使用上のポイント

FCF基準は、今後30年間キープ(それ以上)できそうなものにしてください(できるだけ複数年の財務諸表を見て決めてください)。


【FCF基準/ 期待利回り】で求められる事業価値は、今後(永久的)この会社の仕事が生むだろうFCF(一定)を今の価値になおしたものの合計ですが、今から30年間の価値が全体の75%~90%を占めますので、50年先や100年先のことまで考える必要はありません^^


期待利回りは、

東証1部上場企業-6%~7%
東証2部上場企業-7%~8%

を参考にして決めてもらえると良いかと思います♪



「実際の株価」「理論株価」→割安
「実際の株価」「理論株価」→割高

となります。


将来、FCFがFCF基準よりも大きくなっていくような企業が割安であれば、それは大きなチャンスです☆

投稿日:2007年06月03日 23:30
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